声豚が猪狩蒼弥とHiHi Jetsを好きになった話

初めまして、明石と申します。

初めてのはてブロなので、オタクらしく沼落ちブログを書こうと思います。
唐突?知ってます。需要?知らない子ですね…書きたいから書きました。同人誌と同じです。出したことないけど。

元々、2018年末から書きたいとは思って下書きは書いてたんですが、年末年始のクソ連勤により記憶から消失。何となく思い出して「書きたかったな」と呟いたら「読みたいです!!!!」って言ってくれたフォロワーさんの優しい善意に漬け込んで書きました。にしては長く漬けすぎなんだよなぁ。半年物です。本当にごめんなさい。

当オタク、2018年11月末からHiHi Jetsの猪狩蒼弥くんを担当してます。

(画像右端)
HiHi Jets プロフィール | ISLAND TVj-island.net
猪狩蒼弥 プロフィール | ISLAND TVj-island.net
(はしそや、そのプロフで大人に怒られなかったのか不思議である)

そして、タイトルの通り、HiHi Jetsと猪狩蒼弥に出会う4年くらい前から、内田雄馬さんという声優の声豚*1をやっています。
uchidayuma.com
BANANA FISHアッシュ・リンクスとか、うたプリの鳳瑛二とか、マクロスΔハヤテ・インメルマンを演ってる人です。たまにツイート内で「他界隈」と指してるのは(若手男性)声優界隈で、「他界隈の推し」と呼んでるのは彼のことです。

ちなみに、この前行われた声優アワードという(恐らく)声優界で一番著名なアワードで主演男優賞を受賞しました。おめでとうございます。ありがとうございます。

NEW WORLD 【期間限定盤】

NEW WORLD 【期間限定盤】

  • アーティスト:内田雄馬
  • 発売日: 2018/05/30
  • メディア: CD
「行こう New World」と手を差し伸ばされ、ついて行った先はJr.だった


Before Dawn 【期間限定盤】

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  • アーティスト:内田雄馬
  • 発売日: 2018/09/19
  • メディア: CD
ガチ恋オタクは2曲目の『Loook up!!!!』を聞け。

内田雄馬『Looook UP !!!』Short ver.
溶けるぞ。


Uuuuma

Uuuuma

良かった(小並感)

2018年版内田雄馬のオタク三種の神器です。最高でした。みんな買ってね。(ダイマ



内田雄馬「Speechless」MUSIC VIDEO(Short ver.)
BOTANISたそ~
この度、2019年4月クール放送の「この音とまれ!」というアニメのEDで初のタイアップが決まりました。おめでとうございます。ありがとうございます。宜しくお願いします。

実は、彼を推し始めるもっと前の、小学生の頃、『花より男子2』を観たことにより嵐を知り、『山田太郎ものがたり』で櫻井翔に落ち、中学生まで嵐さんのオール寄り櫻井担でした。なので、事務所適性ステータスはAとも言えるでしょう。(事務所適正ステータスとは)
ただ、中学生ぐらいの時にPCを買ってもらってからアニメの方にもハマり、高校に入ってから本格的に先述の通り声豚を始め、この頃には嵐担としては番組を録画して観る程度の茶の間オタクになってました。

きっかけは2018年春に放映されたドラマ『花のち晴れ』まで遡ります。
www.tbs.co.jp

花より男子』の続編だということもあり、なんとなく『花のち晴れ』を観てはTwitterのTLでフォロワーと「あいりかわいい」「もうあいりでいいじゃないか」ときゃっきゃ楽しんでいました。(正しい楽しみ方なのか?)
単純接触効果*2もあってかドラマの主題歌である『シンデレラガール』を好きになり、歌番組にKing&Princeが出演していれば録画して観るようになりました。

その中でも永瀬廉くんの顔が好きになり、Wikiを見たらなんと生年月日が一緒。しかも血液型まで。
「いやwこれ魂の双子なんじゃwww」とほざいていたらフォロワーさん2人に「れんれんぺろい」と言うワードとザ少年倶楽部の存在を教えてもらい、しかも、それがちょうど永瀬くんがいた関西ジャニーズJr.回の2週目ということもあって録画しました。

率直に、関ジュ回めちゃくちゃ楽しかったです。
西畑大吾くんと大西流星くんの正統派なアイドル力の高さにただただ驚かされました。気軽にウィンクやるくせに1つ1つの殺傷能力が高え。あと顔が可愛い。
向井康二くんが歌ったV6の『Super Nova』と、室龍太くんが歌ったKinKi Kidsの『真冬のパンセ』めちゃくちゃ良すぎてしばらく家で歌ってました。私の関ジュの推しシンメは何があろうともこの2人です。
そして道枝くんの顔が良い。ダンスも歌も好き。美少年。笑うと可愛いのに、ふとした表情に儚げな雰囲気も持ち合わせてて最高。あと骨格が声優の山谷祥生さんに似てる気がする。パブサしたら同じこと言ってるの3人くらいしかいないし多分山谷くんの方が体重は軽いけど。
www.withline.jp(宣材写真は米津玄師の方に似てる)

私の数年間の声豚生活で忘れてしまった""アイドルを見て心を動かす感覚""を思い出させてくれたのは、関ジュでした。
そして、実は11月の頭まではそのまま関ジュ担になる予定でした。
彼等に出逢っていなければ––––––

そして、後の担当がいるHiHi Jetsと出逢ったのは、翌週10月5日放送のザ少年倶楽部でした。先週の関ジュちゃん達いなさそうだから流し見でいいかな……と思ってた私の後頭部をハンマーでぶん殴ったのは『FIRE!!!』(北山宏光 藤ヶ谷太輔)でした。
「急に曲調変わったな」と思い、TVに目を向けたらその先にHiHi Jetsがいたのです。
赤を基調としながら、黒や金等で飾ることで強さをそのまま表したような衣装に身を包み、暴力的なまでに確固とした強さを見せつける5人組。厳つすぎてマジ怖かった(陰キャ並みの感想)

華奢な身体から溢れる圧倒的な風格を持つ井上瑞稀
万人を惹きつける、力強い目をしていた髙橋優斗
唯一の低音と覚醒し始めた色気を持つ橋本涼
冷艶な目元で柳のようにしなやかに踊る作間龍斗
圧倒的な存在感と異質さを発し、目を惹かせる猪狩蒼弥
流し見にするはずだったのに完全に惹きつけられていました。
特に猪狩くんのジャニーズにおいて珍しい一重とそれが隠れるほどの前髪、凶暴なまでの激しさは恐れすら感じながらも確実に惹かれていました。
ただ、後頭部をハンマーでぶん殴られてたので当時はローラー履いてたことにあまり気が付きませんでした。
「やべえ」「強え」「怖え」「好き」くらいしか頭に浮かんでなかった気がします。なんなら今でもさほど変わんねえ~
これが、小さい”好き”を重ねることで大きい”好き”になるオタクが最初に積み重ねた”好き”でした。


次にHiHi Jetsのパフォーマンスを観たのは『baby gone』でした。

HiHi Jets「baby gone」(「夏祭り!裸の少年」 in EX THEATER ROPPONGI)
いつもは声優アーティストのPVの中に紛れるようにJr.チャンネルの動画をオススメしてた私のYouTubeのホーム画面。あまり新しいものには手を出さないはずなのに「あ、あの時のあの子達だ」と食指が動いてました。
5人が手で星を作り、手を繋いで回る。エレクトリックで可愛らしいと思ったその瞬間、繋いだ手が離され客席に背中を向けながらクラップすると、「ここから先には気を付けろ」と本能に訴えかける警報音のようなSE。聞こえてきたのは大人っぽい英語詞と子供らしいどころか良い意味で男性の幼稚さが残る歌詞。
車のハンドルを切るような振り付けを踊り、ラスサビでセンターの作間くんスタートでダンスが揃っていき、再びクラップで顔を伏せて終わる。
こんなジャニーズ観たことなかった。脳がめちゃくちゃ痺れました。

ただ、個人的に刺さったのはYouTubeの『baby gone』じゃなく、10月12日放送の少クラの『baby gone』のパフォーマンスでした。
EXシアターという小さい箱ではなくNHKホールだからこそわかるローラースケートで踊る"異常さ"。YouTubeよりも引きの画が多い分その"異常さ"が明確になる。

ジャニーズ事務所がたまにローラースケートを履かせる事務所だっていうのはなんとなく覚えてました。ただ、正直、私の中にそこまで魅力を感じてこなかった。どちらかというと転んだら怪我をしそう、危ない、怖いと言って遠ざけてさえいました。
私がその時目にしたものは、ローラー履いてるけど何?と言わんばかりの激しいステップとスピン。
ローラースケートを履いてることにより生まれてしまうデメリットを、ローラーを履いたことによって生まれるメリットで完全に塗り替えていた。いや、デメリットなんて多分彼等には最初からなかった。「ローラースケートで踊る」ってこういうことなんだなぁと漠然と思いました。彼らは無敵だと思い、また一つ"好き"を積み重ねていました。


『FIRE!!!』『baby gone』に続いて観たのは『だぁ〜くねすどらごん』でした。

HiHi Jets「HiHi Jets 紹介ラップ」(「夏祭り!裸の少年」in EX THEATER ROPPONGI)
「紹介ラップ」とだけ書かれた簡素なタイトルが逆に気になってしまい、普段なら「期待するほど良くなかったらどうしよう」と思ってしまい動かないはずの食指が動いてました。(2回目)
『FIRE!!!』ではあんなに強くて勢いがあって、『baby gone』では色気と若さを同居させた彼らが、紹介ラップだと勢いと若さはそのまま、5人の「楽しい」という感情が前面に出てて、そしてちょっと可愛い。
「ああ、この子達のこと好きだな」とまた好きを重ねてました。
というか自分、櫻井翔で初めてラップという文化に触れ、中学時代は毎朝『T.A.B.O.O』を大音量で聞いてたオタクなんですよ。むしろ好きにならないわけがねえ。
YouTubeのコメント欄でリリックを猪狩くんが書いたと知り、衝撃を受けました。だってあまりにも天才的すぎる。

個人的に、グループ紹介ラップはリリックをメンバーが書かないと意味がないと思ってます。
メンバーが身内たるメンバーのことを紹介するリリックを書くことで、書かれてるメンバーがその人の目にどう見えてるか、パブリックイメージと書いた人の主観が混ぜられて完成し、観客が書いた人間の主観混じりのリリックを聞いて端々にある主観を楽しむ。ここで頑張って主観を除こうとしても無理なんです。どう頑張っても人間は主観でしか見られないものなのですから。
『だぁ〜くねすどらごん』はフレーズ一つ一つがキャッチーなのにちゃんと猪狩の主観が混じりながら各メンバーのキャラクターに触れられてて、ラップとしてもリリックの押韻に無理はない。
猪狩蒼弥は天才的であると初めて認識しました。


Jr.チャンネルでパフォーマンス以外に最初に観たのは、デビュー組暗記回、いち髪回 、 無音ダンス回 でした
youtu.be

HiHi Jets【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?!
未だデビューしてないJr.といえども、ジャニーズという国内最大手の男性アイドル事務所に所属してようが、高卒専門ルートの若手声優だろうが、センブリ茶は等しく罰ゲームアイテムで、等しく苦しむ物なんだなぁと思ったのが第一印象でした。ここで同情共感したのがかなり大きかったと思います。
ちなみにデビュー組・キンキ暗記回を観た後に観覧車暗記回を観ると、半年の変化を楽しめるのでおすすめです。
https://youtu.be/kmWDTVEEjZU




HiHi Jets【語彙力】 「いち髪」シャンプーで香りレポート選手権!
サムネの誘引力に負けました。ごめんなさい。だって10代男子、しかも5人分も一気にシャワーシーンなんて観れることないじゃないですか…!何故逮捕されないのか不思議すぎてもはや逮捕して欲しい。とりあえずきゃっきゃしてて可愛かった。(小並感)
今まで、何故か乳首が隠される若手男性声優界隈や、乳首が描かれないアイドルコンテンツ(某M)にいたので「あ、ある」と思ったのはここだけの秘密ですよ。
ちなみにこの動画きっかけでいち髪買いました。お色気ガールになりたいのでなめらかスムースケアです。嘘です。HPの診断でおすすめされたからです。



HiHi Jets【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?!
作間くんと涼くんで爆笑したし、何よりわちゃわちゃしてて良かった。(小並感)
そういえば「『Beast』ならイケる」と仰ってから半年経ちましたがHiHi Jetsさん、如何でしょうか?(地味に煽るスタイル)

週に1週間以上の公式供給がないと好きにならないオタクなんですが、少クラと毎週のHi Tubeはかなりオタクの心に響きました。響きすぎて朝YouTubeを数本観ては大学を遅刻する日々を送っていました。

小さく小さく積み重ねていた"好き"の中で、一番大きい"好き"は11月9日放送の少クラの曲振りMCにありました。髙橋優斗くんが牛丼への想いを語った後に、猪狩くんが客席に「この話を聞いて、今後の人生、役に立ったなぁと思う人〜!」と投げかけたその瞬間、恋に落ちる音がしました。(BGM:メルト)
だって、こんなこと言う奴、絶対に面白いに決まってるじゃないですか。

最初から気にはなっていたのです。
個人的少クラ初の通常回である10月5日放送のドキドキミラクルチャレンジで「国民的弟です」って言った瞬間、推しが弟のオタクとしては気にならざるを得なかった。言うならば国民的弟出の猪狩担です。

サマステリハ動画で「社長の方からローラーの振り付けは君が作れ、と言われている」と聞いた時、猪狩くんの持つ才能をちゃんと活用できるような環境なんだと安心すら感じました。

HiHi Jets【夏祭り!裸の少年】舞台ウラを大公開!
優斗くんが「みんなが輝ける演出を、それこそ猪狩が考えてくれたり」、作間くんが「ガリさんとかと協力して手が込んでるので」と言う中、当の本人は「僕がベース作って、みんなが彩りを加える」と言いました。あくまでそれが彼にとっての事実であるんだろうけど、胡座なんてかかず「自分が1人で考えたのではなく、最終的にはみんなで考えた」と取れるような言葉を選んだところが好きだなぁと思いました。

https://youtu.be/eqUHo7prk4M
美 少年(当時 東京B少年)の龍我くんの「夏だぜ!!」から始まる一言台詞リレー。那須くんの「こんばんは〜」浮所くんの「今日は最高に楽しむぞ〜!」瑞稀くんの「俺と一緒に来いよ」涼くんの「みんなで遊ぼうぜ」作間くんの「君にハートを…」に続いた猪狩くんの台詞、マジ聞き取れねえ。なんて言った?好き。たぶん「Be quiet!!」でしょう。「うるさい」じゃないよ、騒がせろよ。でも好き。(2回目)なんなら最初はプロレス技でも叫んでるのかと思いました。なんでかわからないけどこの「Be quiet!!」でめちゃくちゃ好きになってました。なんでだろう。



何より猪狩のことが好きだ〜!と思ったのは、添い寝回です。

HiHi Jets【添い寝】疑似体験!いい夢見てね。
何故か上着を脱ぎ半袖になるというリアル添い寝感とか、突然の1人小芝居とか、自分で胸キュンやっといてリタイアするところとか、フェイスラインが元カレに似てるとか(?)、"好き"を挙げたらキリがないんですが、一番は「特定の女性のとかは取ってません」です。
「は?どこだよ」って思われても仕方がない。テロップにはなってないのです。
猪狩が「ユー子」という彼女設定の女性を作り、胸キュンシチュで添い寝するんですが(シチュCDの説明かな?)彼女の名前が「ユー子」であることに「特定の女性のとかは取ってません」と注釈を入れたんです。
確かに、ここで女性名が出てきたら「そういう名前の女性が身近にいるのかな?」って思ってしまうのが面倒なオタクの性。そこを見越したのかはわかりかねますが、視聴者に対して「YouTubeのユーから取りました」と説明し、加えて「特定の女性のとかは取ってません」と注釈を入れて気配り出来るこの信頼度の高さ。テロップにはなってない、注意して聞かないとわからない小さいものなのかもしれないけど、「あぁ、この子のことすごく好きだなぁ」と思いました。
10月の頭から数ヶ月かけて小さい"好き"を積み重ね続け、とうとう爆発した瞬間でした。

Jr.垢を作り、2018年のクリエで猪狩がソロでT.A.B.O.Oを歌ったと知り、それがジャニーズJr.情報局で観られると知ってしまったが最後。推しのFCが発表されてから入会しようかな、いや月が替わってから入会しようかなと思っていたのですが、ど~~~してもT.A.B.O.Oが観たい。気が付いたら講義直前に申し込み、講義の合間に大学のATMに走り、その日の帰り道にクリエの局動画を観ていました。
パフォーマンスとか色々触れたいのですが長文が過ぎるので1つだけ。

"永遠"なんてないのに「永遠について来てね」って言われたら、永遠なんて存在してしまうじゃないですか。当時15歳の彼にとっては永遠があの時存在したんだなって思うと胸が苦しくて仕方なかったです。もうダメでした、この瞬間に私は戻れなくなりました。

この人を、この人達にもっと触れたいと思い初めて買った雑誌はサンデー毎日とDJ:+でした。

サンデー毎日 2018年12月02日号 [雑誌]

サンデー毎日 2018年12月02日号 [雑誌]

  • 発売日: 2018/11/20
  • メディア: Kindle

どうでもいいけど、声優雑誌って1冊1300円くらいするんですけど、ドル誌は基本1000円以下なのやばくないですか……?!声優雑誌1冊でドル誌2冊買えるんですけど……知らない間に家で増殖してるんですけど……
まさか人生でサンデー毎日を買う日が来るなんて思ってなかったです。
どちらも表紙と特集記事があり、色んな意味でアイドル誌よりも濃くなくて、Jr.の入り口にはちょうど良かったです。まあ、なんではしもっちゃんが脱がされたんだろうとは思いましたけど。「あれ、この子最年長ではないよね?」ってしばらく確認しました。今では納得です。

サンデー毎日を読んで、すごく驚きました。
「デビューしたい」なんて言っていいんだと思いました。
Jr.になった人達みんながデビュー出来るわけじゃない、夢半ばで去って行く人がほとんどであろう場所にいる彼らがそれでも「デビューしたい」と夢を語る姿を見て、強いなぁと思いました。同時にデビューしたいという夢を語りながらも「まだ助走」と現状の自分達に足りない"何か"を自覚している。客観的に自分達を見られる。
人は年齢じゃないとは理解しています。ただ、Jr.歴(=社会人歴)が長い子が多いとはいえ若干10代にてここまで客観的に自分達を見ることが出来てる彼らの凄さを体感しました。


何かを好きになると定期的に「なんで好きになったんだろう」とよく考えるんです。後悔とかではなく、あくまで自分の中の確認みたいなものです。今まで良いお芝居やパフォーマンスをする声優を見て、好きになったとしても軽く追うくらいでここまで好きになることはなかったです。
単純に、推し界隈が落ち着いたっていうのはあります。1stシングル2ndシングル共に売上枚数が1万枚を超えました。個人的にこの1万は声優アーティストにおける一つの大台だと思っています。特に2ndは私個人は全く積まないで1万枚超えました。まあ1stも大して積んでないんですけど。(部屋の片隅に置かれた紙袋に入れられたCDから目を逸らしながら)
東京ドームで行われたKING SUPER LIVE 2018も観に行ったのですが、正直、満足感みたいなものを感じていました。それに写真集の発売が発表されて、じゃあ2019年後半くらいにはFCだって出来るだろう、事前にキャスト発表されたこの音はアニメタイアップかもしれないと予想して、色んなものを待つ状態でした。実際にこの音はタイアップを取りました。
アニメは何に出るのか覚えられないくらい出演発表され、このソシャゲ飽和時代において把握出来ないほどソーシャルゲームに出演し、追いかけることが出来ないままサービスが終了することもありました。
たぶんそういう隙に付け込まれた、というか自分で付け込んだんだと思います。

猪狩と推し、顔は似てないけど共通点が多々あるんです。1番の共通点は「この人はこれから先どんな景色を見るんだろう」そして「この人に着いて行ったらどんな景色が見られるんだろう」と思ったこと。
唯一違うのは、猪狩の時は「この人」と同時に「この人達」とも思ったこと。
猪狩蒼弥を知っていくと同時にHiHi Jetsというグループを知りました。1人1人が持ってる色は確実に違うのに5人が揃うと1つにまとまり、新しい色になる。その色はどんどん良い色に変わっていく、そんな予感がしました。そして、その予感を信じたいと思った。この子達の未来も見たいと思いました。

誰かが「Jr.は個人戦」と言ってました。恐らくどこかのオタクの言葉だと思う。確かに、言うまでもなく個人の持つ力は必要不可欠だ。それに可変的なJr.を応援するのはたぶん大変なんだろう。よりによっていつ解体されるかわからないグループを応援するのはさらに大変になるのかもしれない。
でもHiHi Jetsは、5人が誰よりも5人でいることを望んでる。
私は5人が5人のまま横アリで、東京ドームで、新国立競技場で歌いながらローラーで走り抜ける姿を見たいと思ったんです。

私事ながら、猪狩蒼弥とHiHi Jetsに出会い、好きになって半年が経ちました。季節も秋から冬になって、もう春。春にはクリエがあって、夏にはサマステがあって、秋と冬には帝劇で舞台をやる。そうして1年が過ぎていく。

最近、季節が巡るのが楽しみでしょうがないのです。たぶんHiHi Jetsに出会ったから。今までは季節が変わることに何も感じなかった。むしろ季節の移ろいに寂しささえ感じていた。今では毎週日曜日にYouTubeが更新されて、不定期でISLAND TVが配信されて、月に3回少クラがあって気が付いたらどんどん月日が流れていく。
そして、もちろん周期的に現場があって、運が良ければ彼らのステージを観に行くことが出来る。悲しい事にまだ運が向いたことはないし、運が向かないことに腹が立つ時もある。それでもいつかは観に行ける日が来るだろう。「来年のクリエ」「来年のサマステ」という言葉が割と現実的だからこそ次の季節も楽しみになるのかもしれない。
何より、今、めちゃくちゃ人生が楽しいです。
別に今まで楽しくなかったわけではないですよ。20年間HiHi Jetsと猪狩蒼弥に出逢わなくてもそれなりに楽しくやってきました。ただ、正直、出逢ってからの人生の方が楽しいです。
そして、自らを着飾ることが楽しくなりました。化粧をしたり、アクセサリーを身につけたり、髪をセットしたり。私はこれらを"女の子としての自我"と名付けてるんですけど、その"女の子としての自我の芽生え"が遅かったんです。
推しに出会って"女の子としての自我"の必要性を感じました。そしていつHiHi Jetsの現場に行っても恥ずかしくないように、と思い今まで以上に気にするようになった結果、自らを着飾ることが楽しくなりました。何故か基準は"他人を威圧出来るか否か"だけど、外に出る度に化粧するのが嫌だったのに化粧をするようになったり、時間がある時は髪を巻くようになったり。(なおほぼ無い)ちょっとずつ”女の子”が楽しくなってきました。

彼等の魅せるパフォーマンスは基本的にキラキラ正統派アイドルみたいなものではないけど、季節の巡りの楽しさ、人生の楽しさ、女の子としての楽しさ。こちら側にくれるものは正統派にアイドルのそれなんです。


アニメ爆丸の主題歌起用、作間くんに三井のリハウスのCM、ゆうぴにWOWOW制作ドラマ「ポイズンドーターホーリーマザー」への出演が決まって、爆丸主題歌発表の時の猪狩の「超快進撃の始まり」というコメントと、クリエの記者会見でのゆうぴの「令和で爆発する準備は出来たぞ」というコメントの意味が分かりました。まったく、粋なことしやがって。
たぶん、これから先にも起爆剤はあると思います。我々オタクに出来ることなんてその起爆剤がちゃんと起爆剤として作用するように邪魔をしないで、少しでも爆発を大きくする手助けをすることくらいでしょう。



新しい時代の幕開けだ。
早く世界に見つかってしまえ、HiHi Jets

*1:声豚=声優ファンの蔑称。自虐を込めて

*2:単純接触効果:ある対象と繰り返し接触することで肯定的な印象を抱くようになる心理効果。